カード会社の返済方法について

日本におけるクレジットカードの普及には目覚しいものがありますが、同時にカードの支払いトラブルや不正使用、あるいはカード詐欺などの問題が多発しています。

今や、クレジットカードはモノを買うときだけに使用するものではなくなりました。
エステサロンや英会話スクールなど長期に渡るサービス提供に対しての支払いを、クレジットカードで行う人も多くなりました。

クレジットカードには、モノを買ったりサービスの提供を受けたりした後で支払いを行うという、文字通り先取り後払いという大きな特典があります。
現金でなければこれらのことができなかった時代には、その時点でお金がなければ諦めざるをえないことが、カードを持つことによって可能になったのです。

しかし、カードを使うということは、その金額をとり敢えずカード会社が立て替えるということに過ぎません。
つまり、カードを使った時点で何がしかの借金を背負うことになります。

従って、カード会社の指定した返済日に1円でもお金が不足していた場合には、債務不履行の状態になります。
借金を返せなかったカード利用者には厳しいペナルティが課されます。
原則として3ヶ月以上の支払い遅延が続いた場合には事故扱いとなり、個人情報センターに通報されます。

この時点でカードは失効し、以後当分の間はどのカード会社に申し込んでもカードは作れなくなります。
カードは現金と同じ価値を持っていることをきちんと理解していなかったり、事態を甘く見ていたりした場合には、このように取り返しがつかないことになってしまいます。

世の中はすべて便利さとリスクが背中合わせになっていることを自覚してクレジットカードの正しい使い方を実践していきましょう。